舞浜へ行ってみました。
ファンタズミックと
トイストーリーマニアが
とっても奇麗でしたよ。

#DisneySea

DisneySea のレストランでは
ハロウィン限定メニューを
セレクトしてみました。
脂ののった美味しいお肉でしたよ。

#HorizonBayRestaurant

TDS 500席

松林宗恵監督が１９８１年に撮った戦争映画大作の肝心のタイトルを書くのを
忘れていました。申し訳ありません。太平洋戦争のレイテ沖海戦を軸にした
特攻隊隊員の悲劇を描いた、オールスター映画でそのタイトルは、「連合艦隊」
と言います。五十路の方なら記憶の彼方に存在しているでしょうか？。

本日はもう一本、連続で映画を観た。三谷映画の最新作、中井貴一主演の
人情喜劇「記憶にございません」だ。私は中井貴一と言う役者には特別な
思い入れがある。どう言う事かと言うと、今から十年くらい前彼のデビューに
大きくかかわったある大映画監督と中野で食事をした思い出があるのだ。
その監督の名は、あの松林宗恵（若い人にはピンとこないだろうが凄い人だ。）
古くは森繁久弥と組んで社長シリーズで売り出し、次に特撮の神様と言われた
円谷英二と組んで数々の戦争映画を手掛けた。１９６０年代の話だ。
世界大戦争は歴史に残る傑作だと思う。そんな彼が１９８１年に東宝で
撮った戦争映画（製作費当時のお金で１５億円、前年に東映が製作して大ヒット
した、２０３高地に対抗して作られた作品）この映画で特攻隊員の役で出た中井
のデビュー作となる。松林監督は当時の中井の話を事細かに私に話していた。
松林監督とは、年賀状を交換する付き合いに発展したが、残念ながら彼は
数年前に８８歳の天寿を全うして他界された。太平洋戦争に戦車兵として
従軍した生粋の戦中派で、僧侶でもあった。話が大きく脱線した。
中井貴一の話である。彼のコメディアンぶりには、多くの方が御存知の様に
定評がある。加えて三谷映画の特徴でもあるが、キャストが物凄い豪華
だ。はっきり言って面白い。笑えて感動できる。こんな映画今時中々お目に
かかるのは難しい。キャストもそれぞれ自分の持ち場をわきまえていて
監督の指示通り動いているのが明瞭に解る。それぞれがキャリアのある凄い俳優
ばかりだから説得力が違う。相乗効果と言うやつで、中井を盛り立てる。
中でも小池栄子が実に可愛らしい。ディーンフジオカもいい感じだが、
もしも私が中井の立場だったら自分の嫁である石田ゆり子と不倫した彼を
許す事はないだろう。私はそこまで寛容な男ではないから…。佐藤浩市
も相変わらずうまい。癖の強い役を的確に演じている。空母いぶきでは
総理大臣の役を好演していたが、何の役をやらせても本当にうまい。
同姓として誇りに思える男だ。因みに断っておくが中井貴一も佐藤浩市も
私よりも年上である。そこははっきりさせて置きたい。

この映画を観て先ず最初に思ったのは、雨の東京の風景の美しさだ。
雨の水玉の粒粒まで実写以上に丁寧に描いている。これは間違いなく
新海監督のベストワンだ。君の名はなんて問題にならない。其れ位いい。
この映画のラスト、東京に大雨特別警報が出されて東京は水没するのだが
何か一週間前の台風１９号のもたらした惨禍とは無関係ではない様に思う。
どういう事かと言うと、この悲惨なラブストーリーを観た人は実に
１３５０万人を超えると言う大ヒットだ。その沢山の人のこのカップルを
目撃した思いが、天に、日本の気象に因果関係をもたらした様に思う。
科学的に証明できないが、それ程の人たちの思い、気持ちが、
台風、雲を呼び大雨を降らせたように思うのだ。くだらない仮説かも
知れないが私は固く信じている。この映画の最後で、この幼い二人の
悲劇的なラブストーリーは奇跡的にハピーエンドを迎えたが、
これはあくまで劇映画の中のフィクションのお話であって現実の
東京はこれ程甘くはない。私の青春時代の東京はこれよりもっと悲惨で、
冷酷で無残だった…。